2004年モデル以降のビッグツインのトランスミッションについての注意 (TPP News 2004-2005)

2004年モデルから、Big Twinモデルのトランスミッションのギアがヘリカルギアに変わりましたが、クラッチアジャスタースクリューをマニュアルどうりに1/2から1回転戻さないと4速でクラッチが滑るトラブルがあるようです。(負荷がかかった時メインシャフトがクラッチユニットごとクラッチプッシュロッドに向かって引っ張られる為)

ノーマル車両やVPクラッチのみの車両ですと全く問題ありませんが、MRCやイージーボーイ装着車はアジャスタースクリューを閉め気味にしないとクラッチが切れない為、この症状が出やすいと思われます。この症状の車両にVPクラッチをつけてアジャスタースクリューを1回転戻してやると滑りが直った事例をお聞きしましたが、これはVPを装着する事によりクラッチの機構がノーマルと同じ良好な状態に維持されることの証明であります。

上記のような症状が発生する場合、今一度マニュアルどおりにアジャスタースクリューの調整をしていただく事が重要です。